日本正教会

札幌ハリストス正教会・主の顕栄聖堂

外観

内観

所在地・問合せ
住所
〒062-0042
北海道札幌市豊平区福住2条2-3-10
所在地マップ
TEL/FAX
011-852-5644 / 011-856-0818
管轄
主任・司祭イアコフ 篠永真
副・司祭エフレム 後藤悠太
E-mail
haris-sp@bz01.plala.or.jp
URL
http://www.orthodox-jp.com/sapporo/
祈祷案内
お祈り(晩祷・聖体礼儀)

・晩祷
第2、第4土曜日 午後4時
・聖体礼儀
第2、第4日曜日 午前10時

札幌ドームに近い、地下鉄福住駅の近くにある。6つのクーポルが特徴の聖堂は、静かな住宅地に溶け込んで美しい。1971年都市計画により札幌の中心地からここに移った。山下りんの聖像所蔵数は国内有数。

聖堂の沿革

現在の地に聖堂が建てられたのは 1971年(昭和46)。それ以前は、南7条東1丁目にあった。1936年(昭和11)の建立当初から市民にも親しまれていたが、札幌オリンピック冬季大会に際して施行された道路改修のために移転した。

教会の沿革

1884年(明治17)、南2条2丁目に毛筆を製造販売する「ふでや」が開店した。店主は阿部多美治と言い、函館で洗礼を受けた熱心な正教会の信徒だった。その数年前から、札幌中心に宣教を目指し、伝教者はしばしば、また長期にわたって来ていたが、阿部家の定住により司祭の巡回も行われ、新しい信徒も増えた。1888年(明治21)8月、南1条西3丁目に、函館の小松司祭管轄のもと、松本伝教者専住の教会(講義所)が開かれた。これが、札幌正教会の創建である。

体制が整って、教会は年を追う毎に盛んになり、1894年(明治27)には南2条西7丁目に、聖堂に準ずる設備の会堂を信徒の力で建立した。拡張・改造を経て1936年(昭和11)に正式の聖堂ができるまで、42年間の風雪に耐えて、信徒の平安の拠り所であった。木造モルタル塗りの正面玄関の上に浮き彫りされた「顯榮會堂」の4文字が印象的であった。「顯榮」とは、完全な人としてこの世に臨まれた主イイススが、実在の神としての光栄と威厳とを門徒に顕わされた事跡を讃える名称で、この名により、札幌正教会は創立され、この名によって会堂は成聖された。この名称は永久に伝えられるもので、顕栄教会、顕栄聖堂と、現在も称えられている。