日本正教会

山田ハリストス正教会・主の復活会堂

外観

内観

所在地
住所
〒028-1341
岩手県下閉伊郡山田町八幡町4-28
所在地マップ
管轄
司祭ピーメン 松島拓
問合せ
住所
〒020-0114
岩手県盛岡市高松1-2-14
盛岡ハリストス正教会
TEL/FAX
019-663-1218
祈祷案内
お祈り(晩祷・聖体礼儀)
・聖体礼儀
第3日曜日 午前10時
(月1度、管轄司祭が巡回)
(前日の土曜日の夕方には晩課)

三陸海岸の穏やかな入江に面した港町にある会堂。宮古、大槌、釜石の各教会は山田に合併し、岩手県沿岸中部における拠点。2011年3月の東日本大震災で山田町の市街地は津波と火災に被害を受け、会堂は焼失した。新会堂建設までの期間、仮会堂を設置して教会活動を行ってきたが、2018年12月2日、教団に寄せられた義援金により、「主の復活会堂」が建立され、成聖された。

教会の沿革

山田正教会は、宮古市と釜石市のほぼ中間に位置する。明治時代に八戸、宮古、大槌、釜石、盛正教会などとともに、当時八戸港と石巻港のあいだの主要交通機関であった三陸汽船の寄港地に誕生した教会の1つである。

1868(明治元 )年、函館で受洗したイオアン片倉(後に司祭)が帰仙の途中、時化で山田に寄港した時に、彼によって初めて山田町で伝道が行われたと推測されている。その後、イオアン酒井師あるいはイヤコフ浦野氏によっても伝道がなされ、明治11年には初の受洗者が生まれた。1879(明治12)年、 最初の会堂が「飯岡第13地割」に完成し、「山田福音正教会」が設立された。亜使徒聖ニコライは、1881(明治14)年6月と、1893(明治26)年5月の二回、山田正教会を巡回している。

1896(明治29)年1月、「山田町字鏡田」に二階建ての会堂を新築するも、半年後の6月15日に大津波が起き、会堂が流失した。昭和23年の山田町の大火や、昭和35年のチリ津波などの災難を乗り越えて、1972(昭和47)年、「山田町八幡町」に「生神女福音会堂」が建立されたが、その会堂も2011(平成23)年の東日本大震災で焼失した。その後、町の復興と共に、新会堂建設の準備がすすめられ、町の区間整理のため境内地は数十メートル移転したが、2018(平成30)年12月2日、「主の復活会堂」が建立され、成聖された。