日本正教会

2009.1.27 新ロシア正教会総主教にキリール府主教座下選出

 

 

 1月25日、26日とロシア正教会主教会議がモスクワ救世主大聖堂で開催され、新総主教候補としてキリール府主教、クリメント府主教、フィラレト府主教の三者が選出された。27日からは引き続いてロシア正教会地方会議(公会)が開催され、全ロシアおよび世界60カ国以上からロシア正教会の代議員740名余りが集まり、新総主教の選出という最大の議題のために熱心な討議を行った。

  日本正教会からは、ダニイル府主教、セラフィム主教をはじめ、東日本主教教区の神品代表としてクリメント児玉神父、信徒ニコライ山田兄(仙台)、同じく東京大主教教区からゲラシム修道司祭、ドミトリイ田中神父、ニコライ尾島兄(東京)、西日本主教教区からイオアン小野神父、ミハイル佐藤兄(京都)の各位が代議員としてモスクワを訪れ、それぞれの会議に参加した。

  27日の地方公会は、午前中に救世主大聖堂の地下聖堂、主の変容聖堂においてキリール府主教座下及び聖シノドの主教品による聖体礼儀が行われ、昼から地方公会が開催された。総主教選出のための規約確認が行われた後に代議員による投票となった。公会中、フィラレト府主教は候補の辞退を申し出、了承。選挙はキリール府主教とクリメント府主教の2者による決選投票となり、結果キリール府主教が代議員の過半数を得票して第15代モスクワ及び全ロシアの総主教に選ばれた。着座式は2月1日、救世主大聖堂で行われる。

(2009/01/27 モスクワ)

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