日本正教会

2009.2.1 モスクワ及び全ロシアの総主教キリール聖下着座

 

 

 2月1日(日)久しぶりの寒気が到来し零下20度に冷え込む中、モスクワの救世主大聖堂では主日聖体礼儀と新しく選出されたキリール総主教聖下の着座式が行われた。主教品をはじめとする神品、修道士、信者、また各国の正教会代表ら数千人が集まった。アレキサンドリアの総主教フェオドル聖下、アルバニアのアナスタシオス大主教座下、ポーランドのサワ府主教座下、チェコ・スロバキアのクリストファー府主教座下はじめとする全正教会の代表も参加した。メドベージェフ大統領、プーチン首相らロシア国内の代表や正教圏やその他の各国代表も参加した。

 聖体礼儀小聖入の時に、ウクライナのウラジミル府主教とペテルブルグのウラジミル府主教の二人は新総主教の両脇に立ち、キリール総主教聖下を総主教座にアクシオスと連呼される中3度座らせ、総主教の祭服を着装する着座式が行われた。聖体礼儀後、ベラルーシのフィラレト府主教座下とユベナリ府主教座下はキリール総主教聖下にマンテイヤを着せ、ペテルブルグの府主教ウラジミルは総主教のミトラを被せた。メドベージェフ大統領とアレキサンドリアのフェオドル総主教聖下は着座のお祝いの挨拶をされた。幾年もが参祷者全員で歌われ、新総主教の門出に主の御恩寵を願った。その後、大聖堂地下のトラペーザで祝賀会が行われ、各国の教会代表らが挨拶する中、日本のダニイル府主教座下もお祝いの挨拶を行った。

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