2月15日(火)、16日(水)の亜使徒日本の大主教聖ニコライ祭に合わせて、今年も本会において全国神品会議が開催された。毎年開かれるこの会議では、神品が日ごろ取り組む教会内における牧会・運営と、地域や広く教会の外に向けた宣教活動全般についてより良い成果を挙げるべく熱心な討議が行われている。
今年は教団が主催し、3年間各主教教区で開催される聖ニコライ祭の初年度を終え、その反省や今一度この行事を通して何を発信し、何を内なる成果とすべきかを話し合った。折りしも16日の聖ニコライ祭の奉事とともに行われた会議は、正教会を知らせる外部宣教の問題に集中し、翌日の全体会でも、様々な具体例が出されながら話し合われた。
インターネット、出版、メディヤを通した広域な取組みを進める一方で、教会のある地域にその存在がどの程度浸透しているかが基本だとして、催しや講演、教会へ招くなどの日常的な関わり合いを一層充実していくことは、目新しいことではないが工夫をこらしながら取り組むべきことで、教会信徒の意識向上と共になすべき課題であることが確認された。