工事完了後の金成正教会外観1
3月11日の東日本大震災で各地の聖堂や会堂は大きな損害を受けた。現在も修復或いは建替えの作業が進められているが、被害地域においては修復物件が多すぎてなかなか業者の手配がつかず、遅れている。そのような状況の中で、倒壊の危険もあった金成ハリストス正教会はいち早く対応が進められ、7月25日には聖堂と会館の復旧工事を全て終え、8月28日にはセラフィム主教座下も訪れて修復成聖式が行われる予定である。真新しいクーポルが輝き、塗装もされてすっかりきれいに修復された聖堂は、再び祈りの場として復興する。
工事完了後の金成正教会外観2 | 工事完了後の金成正教会外観3 |
盛岡ハリストス正教会でも聖堂の一部損傷の復旧工事が完了した。今後、各地の損傷を受けた聖堂、会堂、会館等も順次修復がなされていくことであろう。全国や世界からの支援のおかげで、このように着々と工事が進捗し、信徒の大切な祈りと集会の場が整備されている。地元信者は心からこの兄弟愛に感謝し、一層の教勢発展に努めたいと願っている。
復旧工事中の聖堂鐘楼部分 | 工事完了後の聖堂鐘楼部分 |