仙台の大主教セラフィム座下は1月30日2月4日までロシア正教会を訪問された。
1月30日モスクワ到着の翌日、ソフリノ聖器物工場を訪問された。日本正教会の懸案であったアンティミンス制作の打合せと事前に送ってあった図案と文言のレイアウトについて現場の担当者と最終案の確認をされた。
同日夜は救世主大聖堂のレセプションホールで総主教着座記念祝賀会が開催され、セラフィム大主教座下は日本正教会を代表してキリール総主教聖下にお祝いを述べられた。
2月1日、救世主大聖堂において記念の聖体礼儀が約300名の主教品により行われた。
2月2日の主日は渉外局長イラリオン府主教座下の聖堂で聖体礼儀を共にし、これには同座下のもとで亜使徒キリルとメホディ記念神学大学修士課程に在学中のニコライ小野修道輔祭も陪祷された。イラリオン府主教の希望により日本語での連祷、主教の祝福も行われ、日ロ両正教会の交流が一層深まった時間であった。
その日の夕刻、滞在先のホテルにユヴェナリイ府主教座下の教区の教会のイーゴリ神父の訪問を受け、昨秋要請があった聖ニコライの不朽体を渡された。
セラフィム大主教座下は短い滞在であったが2月5日昼、帰国された。