大東亜戦争終戦70年を迎える今年は、終戦直前の8月10日に永眠した神僕セルギイ(ティホミロフ)府主教の永眠70年記憶の年にもあたります。
日本ハリストス正教会教団では、この程開催を公示した「平成27(2015)年度通常公会」開催にあたり、セルギイ府主教をはじめ日本正教会150年余りの歩みの中で伝道牧会に従事した全ての教役者(主教・司祭・輔祭・伝教者等)の永眠記憶パニヒダを下記の次第で執り行うことが発表されました。
先祖・縁戚に正教会教役者を持つ家系の方々に於かれては、先代の霊の永遠の安息を共に祈り、先代が生涯を献げた正教の信仰を再確認する機会として頂ければ幸いです。
記
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☆永眠教役者の家系の方々への個別の案内は、失礼させて頂きます。
・事前申込みは不要です。
直接聖堂に入り、聖堂入口カウンター付近にいる「聖堂奉仕会」の名札を付けた信徒奉仕者にお声掛け下さい。
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(但し、正教信徒でない7名以上のグループの場合、祈祷中の聖堂内入場はご遠慮願っています。)
以上
◇ 故セルギイ府主教略歴 ◇
セルギイ(チホミーロフ)府主教(1871/6~†1945/8/10)
(в миру Георгий Алексеевич Тихомиров)
1871年6月、ノヴゴロド近郊のグージ村の長司祭家庭に生まれ、ノヴゴロド神学校卒業後、首都ペテルブルクの神学大学に進学。神学大学在学中24歳で修道誓願。1905年34歳で、セルギイ(ストラゴーラツキイ)大主教(後の総主教)の後任としてペテルブルク神学大学学長に選任され、主教叙聖された。1908年、京都の主教として来日し、日本各地を巡回。1912年亜使徒聖ニコライ永眠後、ロシア正教会日本伝道団の長となる。1917年ロシア革命に伴い伝道団予算が段階的に停止した後、1923年関東大震災により焼損した東京復活大聖堂の再建のため、当時の日本の領域を遍く自ら訪問して募金活動を行った。現在の姿の復活大聖堂は、セルギイ府主教の再建指導によっている。軍国主義化する日本国にあって1940年教会代表権を奪われ、1945年8月10日板橋の仮住まいで永眠した。享年74歳。