セラフィム府主教座下が、須川ハリストス正教会・聖廉施者パンテレイモン聖堂(群馬県みなかみ町)を11月1日・2日(金・土)巡回されました。
須川の聖堂は今から37年前(1987年)に成聖され、聖堂内壁にロシアの聖像画家アレキサンドル・ソコロフ兄によって1996年に聖像壁画が描かれました。本格的な聖像壁画を有する聖堂は、日本では須川のみです。
故フェオドシイ府主教随行として訪れたことがあるセラフィム府主教座下は当時を思い起こして「随分変わった」と、聖堂で出迎えた信徒らに懐かしそうに親しく言葉を交わされました。壁画完成後は初めて訪れた府主教座下は、聖堂に入ると壁画を隅々まで丹念にご覧になられました。
今回の府主教巡回は、東京大主教教区・教区内定例主教巡回の一環として企画されたものです。
(注:「フレスコ画は乾いていない漆喰壁に描くものを言い、乾いた壁面に描くのは壁画(Wall painting)」というのが、須川教会信徒宅に滞在して壁画を完成させた聖像画家ソコロフ兄の弁。)
(写真キャプションに、壁画の位置と聖像の題材を記載しました。)
晩課(11/1、聖所北壁、主の降誕と洗礼)
聖体礼儀、主教入堂(11/2)
入堂式での祝福(聖所北壁の東側、主の洗礼)
聖歌隊(聖所南壁、主の変容と復活)
聖所西壁には、須川の町を肩衣を拡げて庇護する生神女
(聖所西壁須川の生神女、啓蒙所南壁の聖使徒ペトル・イオアン・パワェル)
至聖所・高座に立つセラフィム府主教
神学生による使徒経の読み
(南壁、主の変容、主の復活、聖使徒ペトル・イオアン)
聖所西壁には、須川の町を肩衣を拡げて庇護する生神女
(聖所南壁と西壁、主の復活と須川の生神女)
大聖入(聖障聖像は山下りん筆)
至聖所壁画の一部はイオアン高橋保行長司祭筆
祝福(聖障聖像は山下りん筆)
十字架接吻 記念品が手渡される
聖体礼儀参祷者でセラフィム府主教を囲む
新しく設置された吊り鐘